ーふるさとの山:眉丈山(びじょうざん)と手前は邑知潟(おうちがた)ー 


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作品批評・・7月の歌より/9月号掲載

乳母車にひとりを乗せきそののちもたつた三人の家族なりけり
 
 
 「家族」という円環の濃密さと寂しさを共に感じさせる一首だ。仲睦まじい家族を作りあげていく。それこそが力技であるのだし心身の支えでもあると作者は知っている。「乳母車」から今日まで流れた「たつた三人の家族」のかけがえのなさ、というべきか。短歌は長い時間を扱うのが苦手、とは通説だが、この一首が抱える時間は長いようで短く切ない。
 
 
上村 典子氏/作品批評


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