ーふるさとの山:眉丈山(びじょうざん)と手前は邑知潟(おうちがた)ー 


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今年の桜

花弁(はなびら)のそのひとひらになりたしや今年の桜待ち焦れたり

 
 先日4月3日にご紹介した「若い日本」という歌がベースになっています。
       ♪ 国がさくらの花ならば~ひとりひとりが花びらだ~♪
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月盈つる夜


黄の薔薇をドライフラワーにせむとして窓辺に吊るす 月盈つる夜に
 
薔薇クリックしていただくと大きな画像になります


加密列


加密列(カミツレ)の花の香をききハーブティーふふみつつ君の歌集繙く

加密列
(クリックしていただくと大きな画像になります


晴れ女

昨夜(よべ)よりの雨の予報をくつがへす晴れ女とはわれのことなり
 
吾が行けるその先に雨降らざらむ天より賜へる「晴」とぞ思ふ
 
 
 
ここ十年くらいは、出かける日に、雨の予報があっても、降られたことは皆無と言ってよいとおもいます。
何となく天が味方してくれているようで嬉しいです。
今日、外出先で詠んだ歌です。


友もがな

○おもふこと少し洩らさむ友もがなうかれてみたき朧月夜(おぼろづくよ)に   樋口一葉
 
 24歳で没した一葉の、死の前年に詠まれた歌だそうです。
その若さですでに家族の柱として一家を支えていた一葉は、精一杯日々を生きたのでしょう。
 春の月はやさしい。そのあまやかなやさしさにふと、「あぁ、わたしのこの恋する想いをすこしだけ聞いてくれる友がほしいなぁ…」と心の裡を明かしたのです。
 いじらしくて胸キュンです。
 
 
○山里にうき世いとはむ友もがな悔しく過ぎしむかし語らむ     西行法師
 掲歌は、「願わくば・・・」の歌がすぐ浮ぶ西行法師の≪友もがな≫の歌です。
 俗世間を疎ましく思う友が居たら、悔しい思いで過ごした昔を語りあいたいと、詠んでいます。
 
 ところで、
≪ものいへば唇寒し秋の風≫という芭蕉の句は、
鶴亀という作者の≪ものいはでたゞ花をみる友もがな≫という句に唱和した句だそうです。
  
 人はひとりでは生きられない。いつの世も、どんなに名声を馳せた人も、独りはさみしい。だからこそ≪友もがな≫なのですね。
この、≪もがな≫は終助詞で願望をあらわす。「〜がほしい」「〜でありたい」などの意。
 
・君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひぬるかな
                               (後拾遺集、藤原義孝)
・あらざらんこの世のほかの思ひ出に今一たびの逢ふこともがな
                               (後拾遺集、和泉式部)

 
 なんて素敵なんだろう。わたしが四苦八苦しながらも旧かなにこだわり、生意気にも、文語で歌を詠みたいと願うのはその雰囲気が心地よいからなのです。
 宇宙に行こうという現代に時代錯誤だと言われるかもしれませんが……。


日の辻休み

  すいか割るむかしの父は偉かりき 日の辻休みの夢に現る

  
     ふっと先日の「懐かしい言葉」を思いだしました。
 
     そうだ! <日の辻休み> を使ってみよう……
     というわけで詠んだのが掲歌です。
     どうでしょうか?


懐かしい言葉

   ○六本木高層ビルの窓辺より夕日見てをりここが犬返(いぬがへ)し
 
    『歌集 天平の水煙』 高野公彦・著
    「日本の懐かしい言葉を意識しながら歌を詠んだ。
    懐かしい言葉とは、かつて古典とか諺(ことわざ)とか
    落語などに登場し、いま滅びようとしてゐる言葉のことである。
    このまま忘れ去られるのは勿体(もったい)ない、
    せめて私の歌集の中にとどめておきたい、といふ気持で
    それらの言葉を使用した」(あとがき)
        毎日新聞 08/02/03 今週の本棚:小島ゆかり・評より抽出

 
 
・手元の辞書(広辞苑)によると 「犬返し」は、河海の岸の断崖となって通行の遮断された場所の称、また、毎日新聞の「今朝の歌=酒井佐忠」では次の歌が紹介されていました。
   ○上階の人の足音やみしのち日の辻休み我は楽しむ
 
 
・同じく、手元の辞書(広辞苑)では
 「日の辻」は、まひる。ひるの真ん中。正午。
 「日の辻休み」は午睡(ひるね)のこと。

・ 「犬返し」も「日の辻休み」もはじめて知り得た言葉で
 何と味わい深いことか……。
 世の中には知らないことの方が多いのだと今更ながら思いました。
 最近、日本古来の大切な「もの」が、一つ一つ失われてゆくような気がしてなりません。
 僭越ながら、わたしも、いつか「日の辻休み」「犬返し」で
 一首、詠んでみたいと思いました。
 

         Photo:游…高きに集う人々(六本木)    
高きに集う人々(六本木)   高きに集う人々(六本木)


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