ーふるさとの山:眉丈山(びじょうざん)と手前は邑知潟(おうちがた)ー 


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新年度

 今年も4月がやってきました。
この歳になると、新年度!と言う感慨はあまりないのですが、
それでも桜をみると「何かしなくちゃ」とそわそわした気持ちになります。
 
と、いうわけでカテゴリーに〈あやとり〉の欄を設け「ブログ」をリニューアルしました。
一人あやとり、二人あやとりは女の子の(時には男の子も一緒に)楽しい遊びでした。
そう…あなたも、わたしも、小さい頃しましたねぇ… ほうき、ゴム、はしごなど。


   人はみな隣れる何かを求めてるさくら色なるあやとりの紐     游
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作品批評・・三月集

ー いつかー
 
いつしかに色褪せ(きた)るクリスマス氷砂糖は星屑に似て
  
生きてゐることがすなはち(ばち)なのかドラマの台詞三度も見たり
 
同じ方角(はう)見つつ暮らせしはずなのにいつか違へる夫婦といふもの
 
もう夫は子の顔われをも忘れしか がくッとちひさくなりたる夫よ
 
過去はみな今に繋がる愛しきもの 夫よあなたの過去を思ほゆ
 
おのづからきのふけふ明日を閉ぢたれば祈るかたちで眠れる夫よ
 

          三月集に掲載される☆



目瞑りて

   
   DSCF0019みゆる1


3月の歌/ ’16

ー いつか ー
 
いつしかに色褪せ(きた)るクリスマス氷砂糖は星屑に似て
  
生きてゐることがすなはち(ばち)なのかドラマの台詞三度も見たり

同じ方角(はう)見つつ暮らせしはずなのにいつか違へる夫婦といふもの

もう夫は子の顔われをも忘れしか がくッとちひさくなりたる夫よ
 
過去はみな今に繋がる愛しきもの 夫よあなたの過去を思ほゆ
 
おのづからきのふけふ明日を閉ぢたれば祈るかたちで眠れる夫よ
 

                  ☆



作品批評・・12月の歌より/2月号掲載

パソコンを携へホームにうつり住む老い人われの決めたる一事
  
  
 自分のことが十分できる内のホームへの移住は、なかなか決心しがたい。
 しかし、作者はパソコンを手に入居するという。頭と指を働かせて、現代と
むすびつくことを忘れまいとする意志の堅持がそこにあり、その上に立った
「一事」である。
 「いまこそ」の一連には、自らを省みる思いときっぱりとした意志がうかがえる。
 
 
 
内藤 明氏/作品批評


2月の歌/ ’16

ー 昭和 ー

その中に昭和があまた詰まりけり石けりお手玉缶けりゴム飛び
 
亡母(はは)の手首に輪ゴムが匂ふ二つ三つ消えるひまなき輪ゴムの跡の
 
草木が、地が月のひかりを吸つてゐる風はこぞりて秋を迎へに
 
物食みて怒り鎮めり柿の実の夕焼け空にしみてゆきたり
 
口開けて眠れる吾のくちびるを加湿器がふるふる撫でくれぬ



1月の歌/ ’16

ー 実生 ー

すつぽりと黒きネットの衣装つけマンションの修繕はじまれり
 
あをぞらは盥のごとしマンションは洗はれ濯がれ化粧(けはひ)したりつ
 
実生なるオレンジの木よ此の木より数多の蝶が空をめざしぬ
 
あのときのオレンジなのかと子は問へり青虫這へる実生の木なり
 
新しき暮らしを始む マンションには柱が無しと今さら気づく


12月の歌/ ’15

ー いまこそ ー
 
をのこ得て子育てしたり少女子(をとめご)を抱かざる胸の物足りなささう
 
得も知れぬ荷を背負ひゆくわが夢の中では道が消えてゐたつけ
 
パソコンを携へホームにうつり住む老い人われの決めたる一事
 
儘ならぬ生活(たつき)をホームに委ねけり風に戦げる老いと(よはひ)
 
七畳ほどがホームの城よそれなりに愉しむつもり老いといふもの
 
(さか)り住む三人家族。それぞれのふさはしい道をゆくのもよろし





9月、10月、11月号の歌/ ’15

  欠詠


8月の歌/ ’15

ー そして夢のなか ー
  
ひと日ひと日溜まつてゆける紙の(かさ) ふるさとは此処春の雨降る
 
よりそひて洗はれて乾かされそして夢のなかなり ゆうべの食器
 
食器棚の食器に沁みしおもひでが眠りてゆけり吾を呼びながら
 
金継ぎのコーヒーカップの珈琲をのめば記憶がつながりてゆく
 
雲の間ゆ見え隠れする空の青 夏こそよけれ朝日、夕日は


7月の歌/ ’15

ー 紙 ー

わが漉きし和紙にわが歌のせてゐつ ただそれだけのこと喜べり
 
だれもみな紙に残しし証あり 生まれし時に死にしのちにも
 
明日には古紙となりゆく新聞の生まれかはれる力が羨し
 
メモ用紙の記せし文字を見つめゐつこれは何かの暗号なるか
 
近頃は新聞、テレビに認知症、高齢の文字多しと気づく
 
紙ふぶきのやうな雪浴ぶる桜花四月八日の唄が聴こへる


6月の歌/ ’14

欠詠(5度目)しました。



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游(ゆふ)

Author:游(ゆふ)
いらっしゃいませ♪
ン十年前はこんな風でした。
  (少しおまけあり♪)
好きな文字 「樂・游」
樂をして楽しく
游ぐように遊びたい。
「音」所属

 
 
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